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メダカ飼育にエアレーションは必要なのか。

こんにちは。
今回はエアレーションについて書きたいと思っています。
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 エアレーションはメダカ飼育に必要か。についてですが。
私的な意見では、室内は必要。屋外は不要。屋外で密飼いの場合あった方が良い。程度で考えています。

 エアレーションをするとエアーストーンからでた気泡から酸素を取り込んで溶存酸素が増える。と、思っている方も多いと思いますが。
 気泡から酸素を取り入れている量は実は少量であって、おもに水面から酸素は取り入れられています。
 取り入れられた酸素は水槽上部に溜まりやすい為、エアレーションで水を回して水槽全体に酸素を巡らせるわけです。

 屋外の場合、風や水温差で容器内に水流がうまれます。エアレーションがなくても酸素の循環は出来てると考えます。
メダカ飼育には空気が当たる面積の広い容器の方が成長が早いのはこのせいです。
 
 室内の場合、風通しも良くありませんし、水温の変動も緩やかです。水が回りにくい環境になっているため、酸素が上部に溜まっている状態になります。酸素を回すためにエアレーションが必要になってきます。
 
 野外の密飼いは生態が多いおかげで、多くの酸素を必要とします。
メダカは酸欠に強い魚ですが、溶存酸素が少ないと、成長に時間がかかったり、酸欠で死んでしまったりします。
エアレーションはあった方が安心できます。

 しかし、余裕のある方は屋外でも屋内でもエアレーションを行っていただいても構わないと思います。
エアレーション自体が悪いことはありませんし、屋外でも風通しの悪い場所はあります。
 
でも、ひとつだけ気を付けていただきたいのが、夏場、直射日光の当たる時間が長い場所はエアレーションをお勧めしません。
 夏場は直射日光で表水温が35℃を超える場合があります。
そこにエアレーションをしてしまうと上昇した表水温をかき回して容器全体が高水温状態となり、最悪全滅の危険性があります。

真夏の昼間にメダカが浮いていないのは表水温が高い為、水温の低い表層より下にいるからです。

 これから、気温が上がり活発になるメダカですが、高水温期は色んなトラブルが起きます。
エアレーションだけではなく、色んな事に気を使いながら飼育しなければいけませんね。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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