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めだかの病気

 
 こんにちは。
暖かい日が続いています。昼間は暖かいですが。
まだまだ、寒暖差が激しいため人間、めだか共に体調に気を付けなければいけませんね。
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 さて今回は『メダカの病気』について書きたいと思います。

 丁度、今のような寒暖差の大きい時期は病気が発生しやすいですね。
基本、メダカの場合早期発見なら救える病気が多い気がします。

 今回、記事にするのは『水カビ病』『尾腐れ病』『松かさ病』についてです。
難しく『〇〇菌が〇〇して~』なんて書いても意味がない気がしますので、原因と由来と治療法について書いていきます。

 まずは、『水カビ病
今のような寒暖差の大きい時期に発症する病気でメダカの病気で一番かかりやすい病気のような気がします。
原因はケガや粘膜の剥がれた部分に菌が付着しておこります。

菌由来の病気です。

治療方法は0.3%~0.5%の塩水浴+メチレンブルー水溶液で可能であれば水温を若干上げて一定に保つことが出来れば早期の場合、完治しやすい。

『尾腐れ病』
放置した水槽や水替え頻度が低い飼育環境でみられる。
原因は水質の悪化です。

菌由来の病気です。

治療方法は0.3%~0.5%の塩水浴+メチレンブルー水溶液で可能であれば水温を若干上げて一定に保つことが出来れば早期の場合、完治しやすい。

『松かさ病』
あまり見ない病気ですが、1度だけ見たことがあるため、書きます。

原因は魚の体調が悪い時に感染する病気で、体調が良くないからといって頻繁に感染するわけではないようです。
鱗が逆立ってお腹が膨れた状態になります。

菌由来の病気です。

調べれば治療方法はあるものの生存率は低いようです。
私の個人的な見解ですが、内臓が正常に機能していれば生存可能な気もします。
恐らく、時間はかかりますが。
少量の整腸剤(ミジンコ培養に使う顆粒状のもの)を餌に混ぜてあげると良いかもしれません。

 この3つの病気はすべて由来です。
市販されている薬もありますが『松かさ病』以外は、早期であれば基本塩水浴+メチレンブルー水溶液で完治可能です。逆に進行が進みすぎた場合、薬でも歯が立たないことが多いです。

 ここ最近、色んな事情で薬の在庫が少ない状況ですよね。
高値で取引されたりしてるのも見かけます。
当たり前のように薬に頼るのも良いかもしれませんが。
 
 薬の扱いはそんなに簡単じゃありません。

 水温次第では魚毒性があるものや、使用する期間を間違えると危険なもの、規定量じゃあまり効果がない物などが
あり不用意に使用しない方が良い場合もあります。

 基本は毎日の観察(尾の開き具合、泳ぎ方、体を擦りつけてないか等)が重要です。
観察が不可能なほど、魚を飼育することは大量に魚を殺してしまうことになります。

 塩は万能薬です。濃度は大切ですが。
浸透圧の関係で体力の温存をはかります。

 メチレンブルーは殺菌薬ではありません。
菌の働きを鈍らせ進行と増殖を抑えます。

 薬が出来ることは殺菌です。
どの方法も最終的には『自己回復力』に頼る以外ありません。

 私たち人間が病気の魚に出来ることは、『回復までの手助け』だけです。

魚が病気にならないように予防が大切ですね。
ストレスを与えない事が大事です。
頻繁に網ですくう行為や過度な水替えは危険です。
透明な水が魚に取って良い環境ではない場合もあります。

 病気の早期発見のためだけではなく魚の観察は楽しいですよ。
楽しい発見も多いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回は、『日射、日光』について書きます。
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